祇園盛者の鐘が鳴る

Alice Nine( アリス九號. ) 祇園盛者の鐘が鳴る歌詞
1.グラデーション

作詩:将
作曲:アリス九號.

混ざり合う 黒と白 緩やかに 浮遊して
照らされた 赤と青 指先で 絡ませた

空と 光が 混ざり合い 織り成す
君と 僕の 協奏曲

塞いでた 青の時 足枷に 問いかけて
「何故僕は 生まれたの」 溢れ出す 旋律

弦が 切れて 止め処ない 在り様
揺れて 消えた しゃぼん玉。

いつか あの空のように 段々に 君と 揺れていたい

言葉よりも 堕ちて行こう
いつかまた 何処か 会えるはずさ
ずっと ずっと 遠くの 貴方へ。

零れてく泪、流れてく時に、
写し出された、水色のグラデーション。

水彩と 光彩と 沈みこむ 予定調和
「何故君は 泣いてるの」 溢れ出す 旋律

空と 光が 混ざり合い 織り成す
君と 僕の 協奏曲

弦が 切れて 止め処ない 在り様
揺れて 消えた しゃぼん玉。

いつか あの空のように 段々に 君と 揺れていたい

言葉よりも 堕ちて行こう
いつかまた 何処か 会えるはずさ
ずっと ずっと 遠くの 貴方へ。


2.極彩極色極道歌

作詩:将
作曲:アリス九號.

ひとつ、四角い部屋で生まれ
ふたつ、中から月を見上げ
みっつ、居場所の無い籠を
ひたり、ひたりとノタウチマワル

ひとつ、散り行く定めと知り
ふたつ、空想の自由を
みっつ、泣き疲れて眠る
いつか、羽ばたける日まで

煌めいてる あの星も
君の 泣き顔 上から 笑っていると
だから いつか 輝ける 日まで
焦らず ゆっくり 「おやすみ」

だから 今は 顔上げて いつか
描いた 落書き 探しに行こう
きっと いつか 心から 笑える 日々を夢見て


3.朱い風車

作詩:将
作曲:アリス九號.

おねだりして 買って貰った 代物を 稚拙な訳じゃない
手を伸ばせば 風の通る 走り道
教えてくれるからさ(注:言い訳その1)

夕焼け色 洒落た色さ 思う程
稚拙な訳じゃない(注:言い訳その2)
耳澄まして 風の行方 探して 今日も繰り出してく

この街は 愛想笑いで 茶化してくるぜ
褪せた色彩

目には目を 愛想笑いで 茶化してやるぜ
洒落た遊びで

風の ように 泣いてたり 笑ってたり したいだけさ
右と 同じ 顔したり 合わせたりは 御免なのさ 今は

この街は 愛想笑いで 茶化してくるぜ
褪せた色彩

目には目を 愛想笑いで 茶化してやるぜ
洒落た遊びで

風の ように 泣いてたり 笑ってたり したいだけさ
空の 歌う jazz songや lovesong が 聴きたいだけさ

いつか 鳥は 飛ぶ事も 泣く事も すっかり忘れ
我は 我の 道を 突き進むぜ はしゃいで


4.本日ハ晴天ナリ

作詩:将
作曲:アリス九號.

六月八日、朝から雨降り
覗いた窓辺に、流れる雨の音

静かなリズムで、刻んだ 平凡な日
それでも君には 与えられないんだね

いつか 来ると 知ってた 見つめ続けていた
二度と 来る筈無い かけがえのない今日。

この大空に、静かな帳が落ちる。

どこまでも行こう 知らない場所へ
息を 切らし どこまでも
僕達はいつか 聞こえない振り 認めたく なくて

六月七日、未だに晴れない
曇った 「青空」 上から見てるかな

いつか 来ると 知ってた 見つめ続けていた
二度と 来る筈無い かけがえのない今日。

この大空に、静かな帳が落ちる。

どこまでも行こう 知らない場所へ
息を 切らし どこまでも
僕達はいつか 聞こえない振り 悲しくて

夕闇に映えた 紫陽花の色 碧く 淡く しなやかに
六月の雨を 僕は目を閉じて 浴びて いた


5.H.A.N.A.B.I.

作詩:将
作曲:アリス九號.

蝉鳴く季節にて カーテン架かり 幕が開く
僕ら見下ろしてる 夜に咲いた 花弁さ
いつも想っています 隣のあなたを ずっとずっと

月と背を比べて 咲いては消える 儚いもので
ただ只ぼんやりと、見上げていた 夏の夜。

いつも想っています 隣のあなたを

手を 伸ばしても 届かなくても 何処か とても 暖かくて。

みどり きいろ あかいろが 浮かんで 消えて 落ちて
情緒 不安定 君色が 痛いの 痛いの 飛んでった。

(夏祭りの後で…。)
硝子越しに写った、風鈴の向こう通り抜けてく。

いつも想っています 隣のあなたを

只、一つだけ、誓えるならば、ずっと 貴方を
いつまでも、あの花のように、照らし続ける事でしょう。